人権・人財戦略

Sustainability

考え方

「人権の尊重」と「人財基盤の強化」を通じて、多様な人財が能力を最大限に発揮できる職場環境を整備し、個人と組織の持続的な成長と企業価値の向上を実現します。

外部環境

労働環境の改善や多様性の尊重、人権に配慮したサプライチェーン管理がますます重要視されています。さらに、労働人口の減少、法規制の強化、AIやデジタル技術の進展、環境問題への対応が進む中で、企業の持続的な成長を目指すためには、高度で専門性の高い人財の確保と育成がこれまで以上に重要です。

現状と課題

当社は、ハラスメントのない健全な職場を目指す「Good Workplace」活動と、多様な人財が個々の強みを活かせる「Workstyle Evolution Project」を推進しています。2024年からは、「成長し続ける組織と、挑戦し続ける人財を後押し」と「プロフェッショナル意識の醸成」を基本コンセプトにした新人事制度を導入しました。D&I、女性活躍、ワーク・ライフ・バランスなどの推進が必要であり、特にサプライチェーン全体での人権デューデリジェンスが重要な課題です。

人権尊重と人財基盤強化

人権尊重と人財基盤強化

今後の推進に向けて

当社は、人権や人財育成に関する以下の基本方針を策定しています。

人権基本方針

私たちは、人権尊重の取り組みにあたって適用される各種法令を遵守するとともに「国際人権章典」および「国際労働機関」等の国際基準を尊重、支持します。また、「国連グローバル・コンパクト10原則」に賛同し「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて活動します。グループすべての役職員が人権尊重の責任を果たすよう努めるだけでなく、サプライヤーをはじめとする取引先や事業パートナーに対し、本方針への賛同と理解、実践を求め、関与するバリューチェーンにおいて、ともに人権尊重を含む社会的責任を果たすよう働きかけていきます。

人財育成基本方針

私たちは、サステナビリティ経営で求められる人財像を打ち出し、企業の成長と社会の課題解決に貢献できる人財の育成に注力します。

社内環境整備基本方針

私たちは、D&Iに則り、平等な機会と尊重の文化を通じて、公正で公平な社内環境を提供し、個々の成長と組織の繁栄を支えることに積極的に取り組みます。

労働安全衛生基本方針

私たちは、従業員一人ひとりの安全と健康を守るために、継続的に改善する仕組みを構築し、安全で快適な職場づくりを目指します。

策定した基本方針を社内で共有し、今まで行ってきたことを地道に継続することに加え、日々変化する環境に対して柔軟でスピード感ある対応を行うことを通じて、課題解決に向けた取り組みを着実に実行してまいります。

人財責任者インタビュー

挑戦する「個」が活躍できる人事改革で

SMASの持続的成長につなげる

常務執行役員 本社部門担当役員(人事部・総務部)

渡部  慎一

人財責任者インタビューを読む

新事業を担う人的資本の拡充でサステナビリティ経営を加速

オートリース業界のリーディングカンパニーとして成長を続けてきたSMASですが、モビリティ社会の到来や少子高齢化、DXなど社会環境の変化に合わせて、人事や組織のあり方も大きく変わるべき時を迎えています。SMASがこれからの時代を生き抜く上での最大のエンジンとなるのは「人」です。挑戦を恐れず、変化を歓迎する社内カルチャーを醸成し、時代に合ったスキルや資質を備えた多様な人財を育成することが、サステナビリティ経営における最重要課題の一つだと私は考えています。
今後のSMASはオートリース事業を基盤に、EVやモビリティサービス、自治体連携、グローバル展開などで事業を拡大していきます。そこに社員が高度なスキルと挑戦心を持って切り込んでいけるよう、ITリテラシーや専門スキル、語学やリーダーシップ力を高める研鑽の場を多く提供し、意欲ある社員を積極的に登用していく人財配置を進めていきたいと思っています。

「個」の活躍を生み出す人事制度を多角的に整備し、実効性を高める

私が現職に就いたのはコロナ禍にあった2020年4月。以来、急速なワークスタイルの変化に合わせて、既存のテレワーク制度の拡充に加え、スーパーフレックス、レンタルオフィス利用制度などフレキシブルな勤務形態を確立してきました。これらと並行して全社員を対象とした「働きがい実態調査」を実施し、人事制度への評価や社員のキャリア観、働き方や社内風土について、社員の声を直に吸い上げ、全社的なBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)など、合理的かつ新しい時代の働き方にふさわしい人事施策の改革にもつなげてきました。
2024年度からは新人事制度をスタートさせました。社員がより高いパフォーマンスを発揮できる環境をつくるために、年次や所属などに縛られず、経験やスキルに応じて新たなポストや待遇を得られる社員登用の仕組みを導入したものです。2024年度は総合職を対象としましたが、2025年度には事務職にも適用範囲を広げ、人財抜擢やプロフェッショナル化を進めたいと考えています。また、将来の経営幹部候補やグローバル人財の育成を視野に、全社目線を持ち、事業連携や経営志向を身につけることができる部門間ローテーションの活性化も図っていきます。
社員の自律的キャリア形成を支援する自己申告制度も導入しています。社員が自身のライフ&キャリアプランを上司や会社に申告し、希望や資質に沿った能力開発や配属に結びつける仕組みです。この制度の実効性をより高めていくためには、社内公募やOFF-JT研修など、既存の人事制度の運用も見直していく必要があります。社員が手を挙げやすい環境、研修内容を現場で実践できる機会を提供し、より社員一人ひとりのキャリア形成を重視した人財マネジメントを強化していきたいと考えています。
多様な人財が活躍できる組織にすべく、D&I推進も続けています。2024年度は外部から40名近いキャリア人財を採用しました。女性活躍推進においては、採用強化や女性管理職候補者の育成体制の充実を図り、女性管理職比率をさらに高める基盤が整いつつあります。
こうした「個」の活躍は、SMASの持続的成長に直結するとともに、クルマを取り囲むさまざまな社会課題に解決をもたらすサステナビリティ経営の実現にもつながっていくものです。その実現のために、私たち人事・総務もこれまでの枠組みに捉われることなく、社員それぞれの活躍の場を創出する改革と環境作りを実行していきたいと考えています。