管掌役員のコミットメント
Sustainability
SMASは、2023年に制定した事業計画「SMAS Evolution 2023 ∞」において、ありたい姿として「サステナブルな社会に向けたモビリティプラットフォーマー」を掲げ、事業を通じてサステナブルな社会を目指すことを明確にしました。そして、2024年度はマテリアリティと事業計画の関係性を明確にし、サステナビリティ経営の高度化を図っています。
SMASは、クルマを扱う企業として、気候変動への対応を最重要課題として認識しています。中でも温室効果ガス(GHG)の排出量の削減を目指すため、Scope1,2の算定・公表を実施してきました。2023年度には、算定範囲を持分法適用会社を除く国内事業会社にも拡大するとともに、Scope3について、SMASおよびSMAサポートに加え、一部のカテゴリにおいては、i-SMASも対象範囲に含め、算定・公表しました。
さらに昨今、GHG排出量の算定・公表にあたっては、信頼性の高い情報開示が求められつつあることから、当社データの正確性・信頼性を確保するため、第三者検証を受けています。
今後、SMASではGHG排出量の削減に向けて、以下3点の取り組みを進めることで、ステークホルダーの皆さまとともに2050年カーボンニュートラルを目指してまいります。
①社内での取り組み
GHG排出量の削減策として、Scope1においては、社用車台数の適正化を実施し、さらにEV切替を加速させ、2024年度にはEV比率55%、2030年度には100%EV化を目指します。
また、Scope2においては、再生可能エネルギーを利用した、電力の調達にも積極的に取り組み、GHG排出量の削減を目指します。
②お客さまへの取り組み
お客さまに対しては、クルマと車両管理の提案のみならず、EV導入を積極的に提案してまいります。
EV特有の課題である、車両導入コスト、充電設備、再生可能エネルギーの利用など従来にはない課題に対し、独自の技術を持つさまざまなパートナー企業とともに、「EVワンストップサービス」を提案し、お客さまのEV導入に向けた課題解決に貢献してまいります。
③その他の取り組み
車両のメンテナンスにおいては、グリーンパーツの利用促進、さらにはEVリース満了車の再利用などにより、サーキュラーエコノミーへの取り組みも積極的に実施してまいります。
住友三井オートサービス株式会社
執行役員 本社部門担当役員
(経営企画部、広報部、サステナビリティ推進部)
阪本 正人