公正な評価への取り組み

当社は、人事評価を一人ひとりが自分の役割を理解してその実現に向けて努力し、自らを成長させていく人財育成のための重要な仕組みと位置づけています。

評価制度では、当社が求める人財像に向けて、期待される行動が明らかにされており、それぞれが自分に期待されている行動や役割を正しく理解し、実践できるようになっています。

評価にあたっては「人事評価の手引き」を作成し、役職員全員へ配布、評価者への定期的な説明会なども実施し、公正な評価運営に努めています。また、評価結果は面談を通じてフィードバックを行い、納得感と透明性の担保にも力を入れています。

能力行動考課

本人に与えられた役割の遂行度合いを把握し、能力開発やキャリア開発につなげることをねらいとするもので、行動結果に応じた適正な評価を通じて公正な処遇を実現しています。本人による自己評価と上司(評価者)による評価の両方を実施しています。自己評価では自身の努力や成果を伝え、上司は評価フィードバック時に本人の長所、改善点を正確に伝えることで、より納得感をもってもらうことを大切にし、その後の能力開発やキャリア開発につなげています。能力行動考課は年1回行われ、評価結果は昇給および昇格に反映されます。

業績考課

社員各自がその役割に応じて、年間で達成することが期待される目標を期初に設定、期末にその達成状況を評価する制度です。設定された目標は所属組織が達成すべき成果、発揮すべき機能と連動することになり、その目標を適切に割り振ることにより組織として出すべき結果をコントロールしていくマネジメントのツールとして機能しています。

能力行動考課と同様に自己評価と上司(評価者)による評価の両方が行われ、面談を通じたフィードバックにより、納得性と公平性を担保しています。業績考課は年1回実施し、評価結果は賞与査定に反映されます。

多面観察

管理職が自らのマネジメントスタイルにおける“強み”や“弱み”を適切に把握するための仕組みとして、当社は年に1回、多面観察を実施しています。多面観察は、部下(観察者)が上司(被観察者)の行動様式に関する観察を行い、その結果を上司へフィードバックします。これによって、上司はこれまで自分で気づいていなかった強み、弱みを把握し、気づきによる自己の成長と行動変革を促すことをねらいとしています。

上司とともにより良い組織づくり、より働きやすい職場環境を目指した取り組みの一環となっています。