キャリアプランをサポートする人事制度

当社は、社員一人ひとりのキャリアをサポートするためのさまざまな制度があります。本人の希望を登録することによる異動の実現や職掌転換・社内公募をはじめとする各種制度を設け、人財配置や社員の目指すキャリア実現のサポートを行っています。

各制度の全体像

  • 1 転勤モラトリアム:介護・育児・教育など主に個人的事情に起因した転勤猶予
  • 2 ワイドエリアコース転換:全国を5ブロックに分け、エリア内での異動を前提
  • 3 エリア/ポストチャレンジ:個人的事情からの業務環境(勤務地)変更希望、新たなフィールド(部署)へのチャレンジ意思表明

自己申告制度

年に一度、自らの今後のキャリアに関する希望を会社に申告することができる制度です。現在の仕事に対するモチベーション、能力の発揮度、異動の希望等や、健康状態・個人的事情等を申告します。上司との面談を通して、より自己を高めていくことができる仕事内容や携わり方を確認しています。各自の適切な能力開発と、本人の能力・適性をふまえた指導や育成、上司部下間においての活発なコミュニケーションを図っています。さらには、本人の希望、各部署の人財育成計画をふまえた適材適所の人財配置を行うための情報としても活用しています。

新入社員面談

新入社員が抱える不安や悩み、疑問を解消し、より具体的なイメージを持ち、自信を持って社会人生活をスタートできるよう、配属前に入社2年目の先輩社員とのグループセッションを実施しています。
また、配属後には年2回、人事部と新入社員の面談を実施し、新入社員が抱える問題を早期に発見し、解決・サポートを目的に実施しています。

新人育成プロモーター制度(PMG: Professionals Mission for Generalist)

指導員ガイドブック

指導員ガイドブック

若手社員から新人育成に熱意を持って意欲的に取り組む社員をOJT指導員に任命し、入社から1年間指導を実践しています。OJT指導員育成にも注力し、指導員向けに年2回、指導責任者(上司)向けには年1回、研修を実施しています。また、各職場で指導に差が出ないよう、当社独自のOJT指導ガイドライン(冊子)を毎年リリースしています。新人育成は配属部署全体で行うべき重要課題として位置づけ、新人育成に全社的に注力する風土を醸成しています。

PMG~新人育成のために毎年組成されるプロジェクトチーム~
営業現場で経験を積んだ中堅営業社員から、新人育成に対する熱意を持った立候補者と推薦によって毎年組織し、OJT指導体制のサポートから全社的視野に立った新人育成を実現するために、年間育成プログラムに企画・運営・研修講師までと新人育成の中心的立場として携わる存在で1年間活動しています。

社内公募制度

当社では、“適材適所人事”と“育成のための人事ローテーション”の実現に向けた施策として2017年から「社内公募制度」を実施しています。

社内公募制度は、自己申告制度で希望を会社に伝えるだけでなく、社員自らがキャリア創造意識に基づき能動的に特定ポジションにアプローチする機会の創出を目的として、特定のポジションにおいて公募を行うものです。2022年度は、5回実施しています。

海外トレーニー制度

当社では、海外事業化要員・事業経営要員の早期育成を目指し、公募により海外グループ会社にトレーニーを派遣しています。コロナ禍で2019年度からはしばらく延期していましたが、2022年度から再開しています。「海外トレーニー制度」は、多様な価値観に直に触れる機会としても意味が大きいと考えています。

キャリア・サポ―ター(CS)制度

多様な人財の活躍促進施策の一つとして「キャリア・サポーター(CS)制度」を導入しています。CS制度は、当社で長年にわたり活躍した社員が若手社員に対し、自律的なキャリア形成を考える一助となるべく、知見・経験を活かしたサポートを行う制度です。日常の上下関係から離れた立場の社員による面談を通じ、悩みや課題の解決をサポートしています。職場への定着や能力発揮の機会が増え、社員が安心して自律的なキャリア形成に取り組むことにつながっています。

キャリア研修

当社では、キャリアについて定期的に考える機会を設け、自己理解の深化、キャリアアップのための行動計画、モチベーションの向上など自己成長につながる研修を実施しています。40歳を中心としたキャリア40研修、50歳を中心としたキャリア50研修をはじめ、事務職若手層におけるキャリア研修、異業種・住友商事グループなど他社社員とのキャリア研修への派遣など幅広く社員がキャリアを考える機会の提供に努めています。