キャリアプランをサポートする人事制度

当社は、社員一人ひとりのキャリアをサポートするためのさまざまな制度があります。本人の希望を登録することによる異動の実現や職掌転換・社内公募をはじめとする各種制度を設け、人財配置や社員の目指すキャリア実現のサポートを行っています。

各制度の全体像

  • 1 転勤モラトリアム:介護・育児・教育など主に個人的事情に起因した転勤猶予
  • 2 ワイドエリアコース転換:全国を5ブロックに分け、エリア内での異動を前提
  • 3 エリア/ポストチャレンジ:個人的事情からの業務環境(勤務地)変更希望、新たなフィールド(部署)へのチャレンジ意思表明

新人事制度の導入

人事制度は、会社と社員が同じ方向を向き、「目指す姿」に向かって会社と社員の双方が継続的に成長するための仕組みであると考えています。

2024年4月、取り巻く環境の変化や役割概念をふまえ、「成長し続ける組織と、挑戦し続ける人財を後押し」と「プロフェッショナル意識の醸成」の2つを基本コンセプトとした新人事制度を導入しています。

キャリア採用・退職者登用制度

人財の確保では、新卒採用だけでなくキャリア採用にも力を入れ、退職者登用制度の充実などにより、異なるバックボーンを持つ社員の採用を積極的に進めています。

人財の最適な配置とキャリア支援

当社は、社員一人ひとりのキャリアをサポートするためのさまざまな制度があります。本人の希望を登録することによる異動の実現や職掌転換・社内公募をはじめとする各種制度を設け、人財配置や社員の目指すキャリア実現のサポートを行っています。

自己申告制度

年に一度、自らの今後のキャリアに関する希望を会社に申告する制度です。現在の仕事に対するモチベーション、能力の発揮度、異動の希望等や、健康状態・個人的事情等を申告します。上司との面談を通して、より自己を高めていくことができる仕事内容や携わり方を確認しています。各自の適切な能力開発と、本人の能力・適性をふまえた指導や育成、上司部下間においての活発なコミュニケーションを図っています。さらには、本人の希望、各部署の人財育成計画をふまえた適材適所の人財配置を行うための情報としても活用しています。

社内公募制度

当社は、“適材適所人事”と“育成のための人事ローテーション”の実現に向けた施策として2017年から「社内公募制度」を実施しています。

社内公募制度は、自己申告制度で希望を会社に伝えるだけでなく、社員自らがキャリア創造意識に基づき能動的に特定ポジションにアプローチする機会の創出を目的として、毎年公募を行っています。

部門間ローテーション

事業を取り巻く環境が大きく変化する中、多面的に物事を俯瞰できる人財の育成が急務と考え、「専門性を重視して人財を育成する」という従来の方針に加え、人財育成の一つの仕組みとして「部門間ローテーション」を新たに導入しました。

「部門間ローテーション」を通じて、さまざまな分野の業務を経験することで、個々人の成長を促し人財の厚みを増した組織としていくとともに、組織間の一層の相互理解・連携を推進していきたいと考えています。

海外トレーニー制度

当社は、海外事業化要員・事業経営要員の早期育成を目指し、公募により海外グループ会社にトレーニーを派遣しています。コロナ禍で2019年度からはしばらく延期していましたが、2022年度から再開しました。「海外トレーニー制度」は、多様な価値観に直に触れる機会としても意味が大きいと考えています。

キャリア・サポ―ター(CS)制度

多様な人財の活躍促進施策の一つとして「キャリア・サポーター(CS)制度」を導入しています。CS制度は、当社で長年にわたり活躍した社員が若手社員に対し、自律的なキャリア形成を考える一助となるべく、知見・経験を活かしたサポートを行う制度です。日常の上下関係から離れた立場の社員による面談を通じ、悩みや課題の解決をサポートしています。職場への定着や能力発揮の機会が増え、社員が安心して自律的なキャリア形成に取り組むことにつながっています。